2012年11月18日日曜日

てねしー



出張でテネシーの旧州都であるノックスビルに行ってきた。何気に初めてのアメリカ国内旅行なので,ちょっとドキドキ。まずは現地へどうやって行ったらいいのかすら分からなかったので,近くの同僚になんかいい方法は無いかと聞いてみた。そうしたらHipmunkという航空券+ホテル検索サイトを教えてくれた。日程,出発地,目的地を入力すると可能な旅程をリストアップしてくれるので,後はその中から自分の好きなものをクリックすれば,航空券の購入が出来る。日本の同種のサイトと同じ。ここで調べたところ,ニューヘイブンから飛行機に乗ろうとすると3つの空港が候補となる。自宅から最も近いのはNew Haven Tweedなのだが,あまり交通の便がいいとは言えない。自転車で行けなくもないのだが,数日放置しておいて無事に済むとは到底思えない。そしてハートフォードは車を持っていない人間には論外。と言う事でニューヨークのLaGuardiaからワシントンD.C.を経由して現地入りした。
 さてノックスビルだがきれいに整えられ,清潔で静かな街である。ちょうど紅葉の時季だったため,街路樹が皆色づき町並みに彩りを添えていた。しかし,それだけであった。どうも生活圏と商業圏が分離しているようで,出張先のカンファレンスセンターがあるダウンタウン周辺にはレストランこそあるものの商店というものがほとんど存在しないのである。徒歩圏内というには若干遠い区域にドラッグストアなどを見つけたのは帰宅前日。結局その日までは毎日ホテルのバーでサンドイッチやラップなどを食べて過ごした。
 さて今回参加したのはアメリカ昆虫学会(ESA)ミーティング。えらく巨大な学会で会場が10以上あったのではないだろうか。初日の夜には懇親会があったのだが,この雰囲気が全く日本と異なった。まず飲み物は有料。会場のそこかしこにバースペースがありそこで購入するのである。また食べ物も数カ所においてあり、ここから各自取るのだが,あまりの列の長さと勢いに圧倒されて結局全く飲食が出来なかった。そういえば,行く前から予想はしていたのだが昆虫食のブースがやはり存在した。
コオロギ
正体不明の幼虫
芋虫の方は何とかなってもコオロギは行かんともし難い。しかしマジで将来的にはこれを食べないといけない時代がくるかもしれんね。このまま環境がどんどん変化してしまうと。さらに懇親会会場はポスター発表会場と企業等のブースも隣接していたのだが,こちらの昆虫採集用品を扱っている会社のブースでは網とか捕虫管などの他に昆虫標本,さらには生きたタランチュラや巨大ヤスデ,サソリまで売っていた。何も学会で売る事も無いと思うのだが・・・。まあ実際に購入した人もいたので意味はあるのだろう。
さて学会3日目,自分の発表の日である。テネシー大学とテキサスA&T大学の研究者が企画したシンポジウムで話をすることになっていた。論文になったのは最近だが,仕事自体は5年ほど前に終わっていたものなので,細部を思い出すのにちょっと時間がかかったが,講演は無難に終わった。トップバッターだったのでシンポの雰囲気が分からなかったが終わってみればもう少しカジュアルに話しても良かったなあというのが感想だろうか。シンポ終了後はテネシー川沿いのレストランで昼食。
ここらはBBQが有名な品という事だったのでこれを含めた3種盛りを注文。BBQといっても日本での野外焼肉とは違い,豚バラなどを低温の炭火で半日から1日かかけて焼き上げる料理。けっこうおいしい料理なのだが何せ重い。その上付け合わせはマッシュポテト。こんなものばかり食べていたらそりゃ肥満が国民病になるわ,と言う感じである
 最終日は完全移動日。朝8時に会場発のバスに乗りノックスビル空港へ向かった。その後は行きと逆の経路で自宅へと向かった。少々飛行機の遅れがあったため,自宅に着いたのは午後6時くらい。10時間もかかってしまった。移動距離は1200キロ程度である事を考えるとこんなものなのかもしれない。
 アメリカの典型的な地方都市というものを知れたと同時に,アメリカの典型的な食事も味わえたのは良かったのかもしれないが,多分1週間はいられないとも感じた次第。

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