2012年10月14日日曜日

ピペ,ペペに行く

どうも二文字のパピプペポだけで構成される単語を聞くと,ジャム・ザ・ハウスネイルというNHKのプチプチアニメ枠で放送されていたクレイアニメを思い出してしまう。手間のかかるクレイアニメだからか,いつまでたっても第1話から4話くらいまでを繰り返していた。そのおかげで未だに第1話のタイトル「ジャム,ピペに会う」がリフレンしてくることがある。

さて,今回このジャム・ザ・ハウスネイルを思い出させてくれたのは「フランク・ペペ」というニューヘブンスタイルピザの元祖のお店に行ったから。

Frank Pepe Pizzeria Napoletana
http://www.pepespizzeria.com/?page=home

このお店はアメリカで最も古く最も有名なピッゼリアの一つ(自称)である。1925年開店だから既に90年近い歴史を誇る。ものすごい人気店で食事時に行くと必ずと言っていいほど行列が出来ている。同僚に聞いたら2時間並んだことがあるらしい。こちらでのボスにもニューヘブンで必ず行くべきお店の一つと言われていた。しかしながら場所がダウンタウンの外れにあり,また一人で出かけるのもなかなか勇気がいるため,こちらに滞在して1年が過ぎているにもかかわらず一度も訪れることが出来ずにいた。しかし先日,ふとしたことからそのチャンスに恵まれた。

利用した日は木曜日の夜。週末でなくても行列ができていることを知っていたため,どれくらい並ぶかな?と思いながら店の前に到着すると,予想外なことに誰も並んでいなかった。ラッキーと思いつつ入店した。

よく言えば飾り気のないシンプルな店内,悪く言えば安普請。こちらの建物は全体的に映画のセットのような雰囲気が漂っているのだが,ここはその最たる例とも言える。最も窓側のブースに通されたのだが,座った瞬間にシートがブースの壁ごと左右に揺れた。シートまで安普請だった。しかし建物だけでなく,食器類もあり得ないくらいに安っぽかった。皿はプラ製だしフォークは飛行機のエコノミーで提供されるものよりも粗悪なものだった。

まあ歴史があるとは言ってもピザだけを供する大衆店なので致し方ないし,それにおそらくこのお店ではこの流儀が合理的なのだろう。そもそも重要なのは味。

この日頼んだのは,このお店のスペシャリティであるクラム(貝)ホワイトソース(クリームではなくトマトを使わないガーリック風味)のピサ,マルゲリータ,マッシュルームとホウレンソウのホワイトソースピザ,追加でチキンとローストペッパーのトマトソースピザ,そしてサラダ。

さすが人気店だけあってどれをとってもおいしい・・・と言いたいところなのだが,必ずしもそうではなかった。好みの領域ではあるのだがミミがガリガリなのである。実はこれニューヘイブンピザもしくはapizzaのピザ共通の特徴でもあるようで,どのお店で食べても程度の差こそあれど固い。特にこのお店のは固かった。デリバリーピザは別にふわふわの食感なので,アメリカ人全般の好みという訳ではないと思う。

それ以外の面については十分満足できる。このお店のますとアイテムであるクラムホワイトソースピザは噂に違わず絶品。貝,オイル,ニンニクに加えてチーズ・・・エスカルゴとバゲットにチーズを組み合わせて食べたのと同じような感覚で,まずい訳がない。ただ,予想外においしかったのはマッシュルームとホウレンソウのホワイトソースピザ。これは口に含んだ瞬間に「うまい」となった。

ミミの固さはあれど,値段を考えても相当にコストパフォーマンスは良いお店で,人気がでるのも納得。

ちなみに帰る時には外まで行列ができていた。寒い中ご苦労様です。

0 件のコメント:

コメントを投稿